最終更新 2005.4.8
地盤調査の結果をもとに、実施設計で計画された現場地盤の補強を行います。
地盤の状況や建物の計画に応じて、表層地盤改良工法、小口径鋼管杭、柱状改良杭工法などの工法があり、現場地盤の状況に合った方法で工事をおこないます。
木造2階建住宅に使用した鋼管杭の写真。約30本の杭を設置します。
今回の杭長は約4mです。鋼管杭の場合、杭径の100倍以内の深さに支持地盤が無ければなりません。
この写真の杭の径は114.3mmです。
重機で杭を回転させながら圧入して行きます。予定の深さまで圧入が終わった後で、支持層に到達したかどうか確認する為に杭を打撃しリバウンド試験を行います。
圧入の終わった杭の杭頭です。基礎の仕上がり高さに合わせ切り揃えます。
住宅用の杭は一般に横方向の力には弱く小径鋼管の支持杭と言えども同様です。
崩壊の危険のある擁璧の近くなど基礎付近の土砂の流出の可能性場所では、まず土砂流出に対しての対策をとる事が先決です。
地盤改良の状況は基礎施工後は確認する事ができません。通常は施工業者が施工写真が撮りますが建て主さんも施工風景を写真に残しておくと良いでしょう。
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