現場監理のプロセス解説 


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 18.主構造体の検査(行政中間検査) 

最終更新 2003.12.1

【 主構造体の検査とは 】

建物の強度に重要な、耐力壁の施工や構造用金物の取り付け状況、設置個数などが設計図通り施工されているか確認します。

また、この時点で役所が提出された建築確認申請通り工事が実施されているか調べる「中間検査」を行うことがあります。しかし、設計士がきちんと監理している物件では検査に引っかかることは稀です。


【検査の工程】

※木造軸組み工法の場合

構造金物の施工・耐力壁(筋交い等)の施工 構造補強の為の金物を軸組みに取り付けたり、筋交いや、構造用合板の耐力壁を施工します。
工事監理者による検査 金物が必要な場所に適切に金物が取りつけてあるか確認し、耐力壁が適切に設置されているか確認します。
手直し工事 問題の個所が見つかれば、行政検査までに問題を解決します。
検査申込み 検査を申し込みます。この時に検査手数料を収めます。
検査日時の連絡 検査日時は工事監理者(設計士)に連絡されます。
行政検査実施 工事施工者、工事監理者の立会いの元行政担当者の検査を受けます。
手直し工事 問題点が有った場合は指摘個所の手直しを行います。
手直し工事写真提出 手直し工事の完了を工事監理者(設計士)を通じて行政に報告します。
検査済証の交付 問題が無ければ検査合格の証明書が交付されます。

※検査後、検査済証の交付を受けないとそれ以降の工事は施工する事が出来ません。

 

【 現場チェックのツボ 】

筋交い等の設置状況、構造用金物等の設置状況を写真に残しましょう。

またビスの締め忘れ金物の設置忘れ等を見付けた場合は、その場で指摘しその場で適切な状態にしてもらいましょう。


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