建築設計事務所ではなく、工務店やハウスメーカーなどに家創りを頼んだ場合でも、かならずこれらの事柄を誰かが整理して確認しなくてはいけません。これらの事柄を整理するために必要な手間は専門家が行うならば誰がやっても同じだけの手間がかかりその手間賃も同じく必要なはずですが、その費用が一式幾らの工事価格の中でどれだけがそれに当てられているのかは解りにくい所です。その費用が高ければ無意味に工事金額を引き上げていることになりますし、また、安すぎると何処かで手を抜いているかもしれません。

しかし、建築の専門家では無い事の多い建て主にはその費用が適切な物かどうかの判断はつき難いはずです。

建築設計事務所は家創りの中で出てくる様々な問題の最適解を見つけだす。そういう仕事を、あなたに代わって、こなします。

建築設計事務所は、あなたの家創りの代理人つまりエージェントです。

あなたの「わがまま」を形にします

工事が始まると、工事現場ではなかなか「わがまま」は言えません。工事がはじまると、現場では工事完了に向けて工事段取りが組まれおり、途中で気が変わったからと言って工事のやり直しを依頼すると、現場の職人さんの気をそぐことになる上、変更前に終了している工事部分の工事代金と変更した工事部分の工事代金を請求されることになります。

でも、建築設計事務所になら、わがままをいえます。設計士にプライドがないからではありません。それを聞くのが仕事だからです。また、建築設計事務所は建てる前に建て主の「わがまま」を聞き取っていますので、現場で変更となる事は少なくなりますし仮に変更になる場合でも現場の段取りを熟知していますので、変更に伴う余分な諸費用が発生する前の段階で変更をかけることが出来ることもあります。

特に、家づくりの最初、「どんな家にしたいか」というあなたの気持ちがいちばん大切。思っているだけで、「こうするとお金がかかりそうだから…」とか「こういうと『いやですっ』ていわれそう」とかで、口に出さないでおくのは、後悔のもと。できるだけ多くのことを建築設計事務所に、伝えましょう。

建築設計事務所は、本来工事を行わない第三者的立場なので、特定の商品や工法にとらわれないで、あらゆる可能性の中から、あなたの「わがまま」を実現するための「知恵」を絞ってくれます。

家創りの最初から最後まで、あなたの「わがまま」と「現実」との間で、最適解を探し出してくれますから、まずは、「わがまま」をいってみてください。