建物の被害につながった耐震上の欠点



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 建物の被害につながった耐震上の欠点 (4) 

最終更新 2004.7.6

4) 接合部の緊結不良

耐力壁や隅柱の柱脚の緊結不良。
床梁、胴差のの緊結不良による抜け落ち。
小屋梁、小屋束の緊結不良による引き抜け。
筋交い端部の緊結不良。
通し柱と胴差しの緊結不良。
アンカーボルトの緊結不良。

対 策

筋交い端部は基準に定められた耐力壁強度に応じた金物(筋交プレート等)で固定する。
耐力壁の柱脚は基準に定められた耐力壁強度に応じた金物(ホールダウン金物等)で固定する。
出隅柱の柱脚は大きな引き抜き力が加わるので、柱脚金物(ホールダウン金物等)で基礎から固定する。
耐力壁の両脇20cm以内にアンカーボルトを設置する。
胴差、床梁、小屋梁の両端部は金物(羽子板ボルト等)で緊結する。
開口部の上下の横架材(まぐさ、窓台)は柱と羽子板ボルトで緊結する。
 

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